研究の目的・概要 |
π中間子原子の精密分光測定は、カイラル対称性の自発的破れに伴う 質量獲得過程を明らかにするための貴重な実験的根拠を与える。 理研 RI Beam Factory において行った先行実験のデータを解析し、 本実験の準備を行う。またπ中間子不安定原子の分光に向けた 基礎研究を行う。 |
平成25年度:研究の進捗と成果 |
理研 RI Beam Factory で、分光実験に必要な光学系を詳細に研究するための 実験を行った。その結果、RIBF の光学系を分光に用いる場合に、分解能の 向上を阻害する要因の一つである光学系の高次収差について補正を行うための データを得た。 同時に、平成24年に行った実験データの詳細な解析を行った。 |
平成26年度:研究の進捗と成果 |
理研 RI Beam Factory で、本実験を遂行するための準備を行った。 本実験は平成 25 年度中の実施が見込まれていたが、施設側の事情により 重ねて延期されてきたものである。検出器およびデータ収集系の テストのため独ユーリッヒ総合科学研究機構においてテスト実験を 行った。同時に、平成24年に行った実験データの詳細な解析を行った。 |
論文・紀要・会議録:
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学会・国際会議講演:
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