==  1/9の科研費打ち合わせに向けてのK-nucl班打ち合わせメモ ==

  [0]  使う反応についての議論。 静止K- はやはり DAφNE?
    (π,K) は DCX とかないと、ΛのQFともろに被ってゴミ大過ぎで
   不可。 (K,π) は赤石さんによると やはりかなり cross section
      小さそう。 momentum Xfer 小さく、Kの崩壊をもろに被るので、
   trigger の問題もあって難しい。 なんとなく消去法で [1] へ。

 [1]  基本 (in-flight K-, p) & (in-flight K-,n) 反応を、
   4He 及び 9Be あたりを最初の標的候補として考える。
   --- E549 の後では、4Heって何か新しいことが??って意見はあり

       (in-flight K-,N) 反応はもともと阪大が言いだしっぺ。
   一緒にやるとかの可能性も探る。

       DAY-1 実験として、最初のビームをとりに行くかどうかは
   どの程度ゴージャスに作りこむか、また CDC などで
   大阪電通大とかとの合従連衡がどうなるかにもよるので、
   まだ pending。

  [2]  K1.1 上流部分に chamber & counter を貼って
       SKSの上流部と同じように、ある程度高分解能のビーム
   スペクトロメータとして動作させるところは、K-nucl 班で
   請け負うこととし、これは、阪大など他班に宣言してよい。
      いろいろ工夫すれば、まここは5000万ちょいとかで収まらないかなと..

 [3] (K-,p) の p のspectrometer には基本的には、SPES-II の利用
   を考える。 必然的に、(K-,n)と”同時”にランすることは
   できないので (K-,n) と、(K-p) は別ランになる。
   (K-,n) の時には、どこかから beam sweep 用の D magnet を
   拾ってこないといけない。 核理研で、K0中間子spectrometer
      に使用している旧核研のFMサイクロの磁石って使えない?

 [4]  標的周りの崩壊粒子(特にハイペロンの明示的)同定に向けた
   CDC のinstall は大阪電通大とのcollaboration を考える。
   Σ+- の明示的な同定は、中性子みないといけないので、
   どう考えても大変っぽいが.... Λなら、momentum / 向きとか
   判るってのと、 π+-.p は向き/10MeV/c 程度の分解能で
   出たってのは判るてので充分か? もうちょっと考察要。
   (CDCを入れると、必然的に標的当たりで z方向に +-0.5mとか
   とられるので、明るい(大立体角)の前方スペクトロメータとは
   両立しにくいむね指摘あり。 逆に Spes-II だと、
   +-50mr とかしかacceptance ないので、あんまり問題に
   ならないかもしれない
    −− 然しビームも弱めでこれで統計足りるかどうかは
       生成断面積による。